人生を無駄にしていると悩む人へ『好きなことだけで生きていく。』感想

好きなことに打ち込んでいるだけなのに批判されたことはありませんか?

寝る間も惜しんで何か好きなことに打ち込む それはとても素晴らしいことのはずです。

なのに親や友達は「もっと勉強しなさい」「なんでそんなことをしてるの?」

と、言葉は悪くても邪魔してくるものです。

そんな人におすすめなのが今回紹介する本書

 

 

好きなことだけで生きていく。 (ポプラ新書)

好きなことだけで生きていく。

著者:堀江貴文   (ポプラ社 2017/5)

 

読了までの時間:約1時間半

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そういえば、このブログも20冊目の書評になりますね。

 

 そんな記念すべき回は以前も書いた堀江貴文氏の著作(以前の記事)

readking.hatenablog.com

readking.hatenablog.com

 

 

ホリエモンの生き方・働き方論

少し前にいわゆる「youtuber」で有名になった広告と同じフレーズの本書

同時期に発売した多動力が現代を生き抜くスキル、「多動力」についてですが

本書はその前段階、ホリエモン「後悔しない生き方・働き方論」になります

個人的には話題になった多動力よりも、生き方の参考になる部分が多かったと思います。

 

「好きなことをする」に対する罪の意識

この本では最も重要なことを最初に述べて、その後にその実践方法を著者自身の生き方に当てはめて紹介するという形になっています。

最初の言葉の一部をいくつか引用します。

あなたたちは、親や教師やメディアから、こんんあ言葉を浴びせられ続けてここまでいきてきたのではないだろうか。いろいろなひとによって「好きなことをする」ということに罪の意識を感じるように洗脳されてきたのではないだろうか。

この辺りは「すべての教育は洗脳」であるでも書いていたことですが、例えば小学生が授業中に絵を描いていたとして、それを見た教師は恐らく「授業を聞け」と叱ることでしょう。それ自体は私自身も経験のあるよく見る風景で当たり前と感じてしまいそうですが、本当にそうでしょうか?

 

本質的には授業なんて聞かずに絵にのめり込むこと本人のためになるのかもしれません(もちろん学校に行かない方が良いというわけではない)

しかし現在の教育ではそれはすぐに「ダメ」と判断されてやめさせられてしまいます。

そのなんとなくダメだと思ってしまう「罪の意識」を植え付けられた人が多いということを述べています。

 

やってみなけりゃわからない

成功するか失敗するかなんて、その後にしかわからない。失敗したら起き上がればいい。そして、たとえしばらく起き上がれなくても、また新たな風は吹くものだ。その大失敗が思わぬ成功のチャンスにつながっている場合もある。

 これはホリエモンの著作では何度も語られていますが、ともかく「やること」の大切さ。成功するか失敗するかはやらなければわからない。

当たり前のことのようですが多くの人は「どうせ失敗する」と思ってしまったり、上述のような他人からの言葉でやらない人が多くいると思います。恥ずかしながら私も経験があります。

 そんなことに惑わされている時間こそが最も無駄で、ともかく飛び込むこと。

真剣にやってみることが重要だとホリエモンは何度も述べています。

 

やってみなけりゃわからない

 自分から動き、何かを見つけ、仕事を生み出していかなければならない。

そうしないと人生を楽しむことができなくなるということをわかってほしい。

 人生を楽しむこと・充実させるためには動くこと

このあたりは「多動力」でも語られていますが、まずは動くことの大切さ

ウダウダ悩んでいる間に始めること。

それがホリエモン的人生の楽しみ方になります。

 

まとめ

ともかくやることの大切さを説く本書

というか堀江貴文氏が伝えたいことの本質はいつもそこにある気がします。

本書はそこからホリエモンが運営する堀江貴文イノベーション大学校」のことから、実際に「はじめの一歩」を踏み出した人の話、普通の人生には無駄多い、「好きなことをするスキルとは何か?」という形で展開します。

 

一般的に言われる「地道にコツコツ」の本質成功する人は好きなことをしているという事実。

何かを始めることに憶病になっているすべての人に読んでほしい

そして是非行動して欲しい そう感じる一冊になっています。