『本を読むことができない』と思っているあなたへ

今回は初の書評以外での記事になります。

内容は以下の通り。

 

本を読むことができない?

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本を読むことができない人がいる。

私も「読書は向いてない」と思い込んでいた過去がある。現在読書が趣味という話をすると、人に本を勧める機会が多くなってきたが、勧めても勧めても読まない人がいる。

そんな人からは特に「本を読むことができない」という話を聞く

・時間がない

・本を読むと眠くなる

・何を読んだらいいかわからない

理由はいろいろあるがよく聞くのはこんな感じだろうか

 

実際、私にも経験はある。というか私もそうだった。

中学生・高校生の頃は読むと言えば、教科書と漫画と雑誌だけ。

勧められてもなんとなく眠くなるので、最初の3ページくらいで読むのをやめて放置

いわゆる活字離れした学生だった。

 

そんな私がなぜ本を読むことが趣味になったのか。

今回はそのあたりの話をしていこうと思う。

 

なぜ本を読めないのか

これに関してはいろいろな意見はあるだろうが、先ほどの3つのような理由は理由にならないと私は思う。

少なくとも身体的な理由であったり、言語や金銭的な問題を抱えていない限りは本はどこでもいつでも誰でも読むことができるはずなのである。(点字の本もあるくらい)

 

ではなぜ人は本を読まないのか

巷では漫画がどうのスマフォがどうのと言っていたりするが、まるで的外れである。

答えはとても単純で読書がつまらないからだ。

 

私たちのような何の知識もない人がピカソの絵を見ても何も感じないように

全米No1ヒットだろうが売れっ子の役者だろうが知らない人にはよくわからない

そしてよくわからないものはつまらないのだ

 

しかし映画や漫画は目にする機会が多く、パッと見で入る視覚的情報も多い

一方で書籍、本は読もうと思わないと読まない

つまりよくある「知らなかったけど見てみたら面白かった」が起こりづらいのだ

それはそもそも目にする機会が少ないから

 

 

いやいや学校の、例えば現代文の授業で読む機会はあるという人もいるだろう

しかし思い出して欲しいのは学校の授業で教えられるのは、どこの誰が言ったのかもわからない「有名な人」の「有名な作品」を「おもしろい前提で読まされる」

 

私自身が中学校の授業で森鴎外舞姫を読んでも面白くもなんともなかったが、いわゆる感想文で「つまらない」と正直に書いたら居残りでおもしろいという感想を書かされた記憶がある。

作品をおもしろいと思うつまらないと思うかは当たり前だが主観的な話なので、つまらないものはつまらないのだ。

それを「おもしろいから読め」と言われてもむしろ読書が嫌いになる。

 

そういう根本的な部分が教育という風に乗ってバラまかれたからこそ読書をする人が減った…いや、そもそも多くなかったのかもしれないが遠ざけてしまった側面もあると思う。

 

本を読めるようになる一番簡単な方法

そもそもなぜ私が本を読むようになったのか?

以前から小説などはために読んでいたが特に読むことが趣味と言えるまでになった。

それはSNSの発達に他ならないと思っている。

特にTwitterに代表されるほとんどのSNSは文字を中心にしている。

それがこれだけ普及し、自分自身も使うことができている

という時点でなんとなく「自分は字を読むことは苦手ではないらしい」と感じていた。

 

またSNSでは絶対に関わることは無かっただろう人の意見を見ることができる。

その中でいわゆる「成功者」とされるどこぞの社長や有名人の発信する情報やインタビューを見ていると、本を読んでいる人は多いなと感じたことがきっかけだった。

 

しかしそこからがまた難題、実際に色んな人からオススメをもらったり、本屋の「店員がオススメ!」みたいなものを読んでも全く読めない

最初に書いたように最初の10ページにもいかず読むことをやめてしまう。

そんな状態が1ヶ月ほど続いただろうか。

 

ふと気づいたのは同じ本でも章ごとで読むスピードが変わるという事

具体的には自分が面白いと思った部分はすぐに読めるが、よくわからなかったりダラダラした文章だと読むことが難しくなるということだ。

これは分量がほとんど章ごとで同じ本でもそうだった。

 

つまり同じ本でも読めたり読めなかったりする部分があるという事に気づいたのだ。

それからは今まで買った本の目次に目を通し、おもしろそうな部分だけを読む

そこから出た疑問についての章を読む。

 

こうして自分の面白いと感じるもの、興味を持つものだけを読むことにした。

これでかなり本を読む速度が上がったように思う。

実際、最も本を読んでいた時期は週で10冊近く読んでいた。

しかし、一言一句目を通すわけではなく、わかりきった具体例やダラダラした部分を思い切って飛ばす。

これが読書をする上で最も大事なことだと私は思う。

誰かの意見や昔からの名作、そもそも「全て読まなければならない」という固定概念から脱出した読書の方法がこそが、私のたどり着いた読書法ということになります。

 

まとめ

いかがだったでしょう?

今回の内容をまとめると

・本はすべて読まなくていい

・「おもしろそう」な所だけ読む

・人の意見に縛られない

これに尽きると思います。

また「全て読まない」ことで隙間時間に読むことができるようになると思います。

読んでいる途中に寝てしまってもいいのです。そもそもおもしろければ眠くならないはずなので、眠いならつまらないか疲れているので寝てしまいましょう

 

これで最初に挙げた

・時間がない

・読んでる途中で眠くなる

については解消できると思います。良い本に巡り合えればなんとか時間を作ろうとするものです。

 

そしてこのブログが少しでも「何を読んだらいいかわからない」人の参考になればと思います。