誰と何をしていても疲れることってありませんか?
誰しも一人でいたい時があります。
しかしそうは言っても仕事や付き合いで誰かと一緒にいなくてはならない時もあるでしょう。
そんな時に疲れない方法があるとしたら?
そんなメンタルのメカニズムを教えてくれるのが本書
「誰といても疲れない自分になる本」
著者:林 恭弘 (総合法令出版 2017/4)
読了までの時間:約2時間
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誰といても疲れないとは
疲れる人も含めて、人との関わりが人生を豊かにしてくれる。
本当の人生とは、出会う人との関係の中にあるという事です。
さて、本書はタイトルの通り、誰といても疲れない自分になる方法を紹介しています。
作者の林恭弘さんは「ビジネス心理コンサルティング代表 心理コンサルタント」 という肩書
そもそもビジネス心理コンサルタントとはなんなのか?
公式ホームページがありましたのでリンクを貼っておきます。
横文字だらけで怪しさ満点な気配ですが、どうやら心をエナジャイズすれば組織の風土が変わったり、コミュニケーションが活性化するようです。
・怒らせるかもと本音が言えない
・先輩からのキツイ一言が中々忘れられない
・自分は職場で浮いている気がする
そんな人たちの結果にコミットするわけですね。
本書では、人間関係で疲れてしまいがちな人に向けて、疲れるメカニズムと苦手な人間関係から解放され、ラクになる考え方や接し方のちょっとしたコツを紹介します
そもそも人間関係に疲れるメカニズムは?
本書では人に疲れる原因を主に「相手に振り回されている」状態から来るものだと述べています。
つまり「相手がよくわからない」「理解できない」からである、と
それに対する具体的な対策については本書を読んでいただくとして、基本的な考え方を紹介します。
そもそも人間は新しいことが苦手な恒常性機能を持った生き物であると。これは変わらなければと思いつつ、変わることを怖がるということの根本的な部分ですね。
そこで「異常なもの」
つま「自分に理解できない人」に出会うと大きなストレスを感じ、疲れてしまうと。
もっと早くして欲しいと思うこと、なんでそんなことをしたのか理解できない人、自分とは違うペースで生きる人、誰しもが経験があるかと思います。
そこにストレスを感じるのが恒常性機能
特に日本人はこれが強いそうです。
そんな恒常性機能というある種人間の本質的な部分ををどのように変えるのか
本書はそのために心がける大きく4つに分けて紹介しています。
私自身、その方法を100%実践できているわけではありませんが、そもそもこの恒常性機能という考え方は、とても参考になる考え方で「あぁこの人が今怒ってるのはあの人のことが良く分かっていないからなのかぁ」と思えて、たとえ自分が怒られても相手にイライラしたりせず、自分を見つめなおす良いきっかけになります。
そんなすぐに何かが改善するわけではないですが、少しだけでも生きるのが簡単になり、人間関係のストレスから少しだけ救われる そんな一冊になっています。
最後に本書から最も私に刺さった言葉を紹介して終わります。
日々の身近な人間関係こそが人生なり
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。